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鉄付き非鉄スクラップ
中国の放射能問題は解消されないものの、落ち着きを取り戻す
(東京) 関東湾岸の鉄付き非鉄スクラップヤードでは先週半ばから荷受けを再開している。 一部では現在も荷止めしているが、 通常荷受けへ向けた動きも見られる。 関東湾岸では中国に輸出したスクラップから基準値を上回る放射性物質が検出されたことを受けて、 荷止めする筋が相次いでいた。
 先行きも強弱まちまちの情勢だ。 依然として放射線問題は解消されていないものの、 中国で日本のスクラップ輸入が禁止される事態はないと判断した一部の中国バイヤーは新規商談を再開しているもようだ。 また、 鉄・非鉄価格上昇しているため、 現在の日本玉は割安となっている。
 このため、 ミックス品 (「工業系」 :家電OA類の混入がない並物) の湾岸ヤード持込み価格も1d3万円以下に据置き様子見とする筋がある一方、 4万円以上の高値を提示して積極的に集荷する筋もあるようだ。 クーラー (室外機・フロン抜き) や湯沸かし器についても荷受けを再開するところも見られ、 高値でそれぞれ100円以上、 115〜120円どころの提示価格が見られる。
 荷受け再開の動きが出始めたことで流通筋からは 「来週までには相場が安定するのでは」 との声も聞かれる。

(大阪) 関西の鉄付き非鉄スクラップ相場では、 先週の放射能に対する警戒感が多少和らぎ、 集荷に乗り出している業者も見受けられる。 ミックス品の価格下落から、 d3.5万円付近での価格推移が見受けられるものの、 一部では`4万円付近での価格提示が見受けられ、 東西の価格が解消され始めた。 クーラーは`100−105円程度での推移となっている。 某業者では 「中国の検査体制が今後ともどのような形になるか分からない。」 「LME銅が9800j台まで上昇している為、 中国での引きあいは悪くないが、 状況が変化していないため、 今は静観している。」 との声が聞こえた。
【日刊市况通信 4月13日掲載】

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